サイガ

サイガは、モンゴル南西部やカザフスタン、ロシア南部などに生息する動物です。かつてはヨーロッパやアラスカにも生息していましたが、現在は絶滅しました。体長は雄で123〜170cm、雌は108cm〜125cmと一般的なヤギと同じくらいの大きさで、顔の真ん中にある大きな鼻が特徴です。サイガの鼻が大きい原因は、鼻が加湿器のような役割をしているからだと言われています。

群れで移動するときに起こる砂嵐を吸い込むときに、大きな鼻の内部で空気を浄化しているのです。また、サイガの雄にとって大きな鼻は雌へのアピールにもなります。自分の存在を知らせるために大きな鼻をならし、雌の気を引こうとするんだとか。絶滅の危機に瀕しているサイガですが、2020年にはベビーブームも。この調子で個体数を増やして行って欲しいですね。

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