インドハナガエル
ふと下を見てインドハナガエルがいたら、思わず声を上げてしまいそう。インドハナガエルはインドの西ガーツ山脈固有種で紫色の丸い体をしています。おたまじゃくしの存在は120年前ほどから確認されていましたが、カエルの姿が確認されたのは2003年のこと。口は小さく平べったく、岩に張り付いて藻を食べながら暮らしています。
硬いシャベルのような足があるおかげで、生涯のほとんどを地中で暮らしていけるそう。ただし雨が降ると地上に出てきて雄と雌は抱接を交わします。人間活動による森林減少や現地のダム計画により個体数は減少しており、国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危惧種に認定されました。