マレーヒヨケザル
クリっとした丸い目が特徴のマレーヒヨケザル。名前に「サル」と付いていますが、実はサルの仲間ではありません。皮翼目に属しているため、どちらかというとモグラやコウモリの仲間。マレー半島やスマトラ島、ジャワ島やボルネオ島など、東南アジアの広い範囲に生息しています。猫ほどの小さな動物ですが飛行能力が高く、コントロールしながら100mほど飛ぶこともできるそう。
目が大きいのも、障害物にぶつからず地上に着地できるように発達したと考えられています。ギザギザの前歯も特徴で、木の蜜を採ったり、毛繕いをしたりしているのでは?という見方が有力。あまり鳴くことはありませんが、鳴き声はアヒルのようなんだとか。