ヒクイドリ
2019年飼い主の男性を殺害したことで「世界最恐の鳥」としても話題となったヒクイドリ。ヒクイドリはオーストラリア北部やニューギニア島の熱帯雨林に生息する鳥。最大体重は85kg、全高190cmとダチョウに続いて世界で2番目に大きい鳥で、1日に5kgもの餌を必要とするそう。赤ちゃんヒクイドリはオスを呼ぶために高い音程の口笛のような鳴き声を発するそうです。
凶暴なイメージがあるヒクイドリですが、熱帯雨林のにおいては重要な役割を果たしています。ヒクイドリは木の実を食べるのですが、消化力が弱いためフンとしてほとんどそのままの状態で木の実が排出されます。森中を飛び回りながら木の実をあちこちに運んでくれるので、植物にとっては「種の運び手」なのです。