真珠母雲

真珠母雲は名前の通り、真珠ががとれるアコヤガイの内側のような色をした雲です。北欧など高緯度地方で見られる雲で、レンズ状をしています。夜明け前や日没後に色味が増す特徴があり、オゾン層の高さに匹敵する場所に現れる現象です。どうやらオゾン層の破壊に深く関わっている雲であり、オゾンの生成および破壊に関する研究のうえで、重要な研究対象となっているんだとか。

ちなみに学術的には「極成層圏雲(きょくせいそうけんうん)」や「極成層雲(きょくせいそううん)」と呼ばれているようです。日本でも似たような彩雲と呼ばれる現象がありますが、希少性も重要性も段違いといえます。

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